肌表面や毛穴の皮脂・ほこり・花粉などの汚れを洗い流し、肌を清潔に保つために行ないます。皮脂汚れや古い角質が残っていると、肌荒れやニキビの原因にも。汚れをきちんと取り除くことで、化粧水などのスキンケア効果もアップします。
【朝の洗顔】
夜しっかり洗顔していても、寝ている間に皮脂や汗などが分泌されるため、朝も洗顔料を使用して洗うことをおすすめします。汗をかきやすい方や脂っぽい肌の方は朝夜ともにしっかり丁寧に、乾燥しやすい方は朝だけ時間を短めにして軽めにするなど、肌状態に合わせて行ないましょう。
【おすすめの温度】
洗顔時は熱いお湯だと皮脂が過剰に洗い流されてしまい乾燥しやすく、冷たすぎる水では汚れが落ちにくいため、32~34℃のぬるま湯で洗うのがおすすめ。肌に負担をかけずに、余分な皮脂や汚れを落とすことができます。
自分の肌タイプに合わせて正しい洗顔料を選びましょう。
手順の時間は目安です。洗顔は長ければ良いというわけではなく、長すぎると肌への負担となるので注意を。
手が汚れていると、洗顔料の洗浄力が落ちてしまうため、まずハンドソープなどで手を洗い、ぬるま湯で十分に顔を濡らしましょう。
●OK
洗顔料を手にとり、少量のぬるま湯を数回にわけて足しながら空気を含ませるように泡立てます。泡立てるのが苦手な方や時短のために、泡立てネットなどの使用もおすすめ。泡立ちの目安は、卵1個分程度の大きさでキメの細かいホイップクリーム状です。
●NG
水分が多すぎたり、洗顔料の使用量が少ないと泡立ちが不十分になるので注意!
泡を潰さないように額・鼻・アゴ・両頬にのせて全体にのばします。洗浄力をアップさせるため、先に皮脂の多い部分からのせ、皮膚が薄くデリケートな目元は避けましょう。
皮脂が気になる額はクルクルと小さい円を、頬は大きい円を描くように指を動かします。ザラつきやテカリが気になる部分は力を入れずやさしく念入りに。
指の腹に力を入れず、肌がへこまない位の力加減で泡を転がすようなイメージで、肌をなでるように洗うのが◎。力を入れてゴシゴシ洗うのは×。
小鼻の溝は汚れが溜まりやすいのでしっかりと行ないます。特にザラつきが気になる部分は数回くり返しましょう。
顔の凹凸に合わせてクルクルと円を描きながら指を密着させるように行ないましょう。
目元は皮膚が薄いため、ほかの部分よりも指の力をさらに抜いて洗いましょう。残った泡で、目頭から目尻に向かってやさしくなでるように行ないます。
ぬるま湯で、ゴシゴシこすらずにやさしく洗い流すのがポイントです。すすぐ回数の目安は最低でも20回程度。
清潔なタオルをやさしく肌に当て水気を吸いとります。タオルでゴシゴシとこするのはNG!
日焼け止めやメイクのなかには洗顔料だけでは落ちにくい製品もあるので、落とし方を製品のパッケージなどで確認し、必要であればクレンジングを使用しましょう。また、クレンジングは皮脂などの汚れを落とす力にも優れています。メイクをしていなくても、皮脂汚れを落とすためにクレンジングを使用するのもおすすめ。ザラつきや黒ずみが気になる部分は、より丁寧にマッサージするように使いましょう。
毛穴汚れやザラつきなどが特に気になるときや、特別な日の前日などにとり入れるのがおすすめです。
ミネラルを豊富に含む天然の粘土(クレイ)を配合したアイテム。優れた吸着力で、ベタつきのもととなる皮脂汚れなどを取り除きます。ベタつきが気になるTゾーンなどへの部分使用も◎。テカリやベタつきが気になるときにおすすめです。
●使い方
洗顔後、手のひらに適量をとり、目や唇の周りを避けて、肌がかくれる程度に顔全体に均一に塗布し、パッケージなどに記載の時間通りパックします。その後、水またはぬるま湯ですすぎ残しがないよう十分に洗い流しましょう。
肌表面のごわつきや古い角質を絡めとるアイテム。こすり過ぎには注意しましょう。後につける化粧水などのなじみやすさもアップします。肌のザラつきやごわつきが気になるときにおすすめです。
●使い方
洗顔後、手のひらに適量をとり、目や唇の周りを避けて気になる部分に塗布し、円を描くようにやさしくマッサージ。ポロポロとしたものが出てきたら、水またはぬるま湯で十分に洗い流します。
※製品によっては、使用頻度の目安(週何回など)がある場合があります。肌タイプや肌状態に合わせて、製品パッケージなどに記載されている使用方法に従って使用しましょう。
洗顔後の肌は水分が奪われやすく乾燥しやすいので、すぐに化粧水や乳液などでしっかりと保湿ケアを行ないましょう。