For MEN

洗っても落ちない「疲労臭」は体内からケア!

洗っても落ちない「疲労臭」は体内からケア!

誰もが発症しやすい疲労臭の正しいケア方法を3つご紹介。血液由来の疲労臭は洗っても落とすことができません。体の内側からケアして改善していきましょう!

care1 腸内環境の改善で疲労臭を軽減!

大腸内のビフィズス菌が多いほど、疲労臭は少なくなる傾向があります。ビフィズス菌を増やすには大腸まで届くラクチュロース(*)の摂取が効果的。ラクチュロースシロップをヨーグルトなどにかけて食べるのがおすすめです。

*牛乳に含まれる乳糖からつくられるオリゴ糖の一種

*アンモニア放散量:1・2回目朝の平均と5回目朝
出典:におい・かおり環境学会誌,51(6), 338-346(2020)より作成

ビフィズス菌が増えて腸内環境が整うと、アンモニアの発生が抑えられ疲労臭が少なくなることがわかっています。

care2 バランスの良い食事とオルニチンで肝臓のはたらきを助ける

たんぱく質ばかりの食事は疲労臭の原因に。食事は栄養バランスを重視しましょう。肝機能を助けるオルニチンの摂取も効果的。

care3 リラックスする時間をつくってストレスを手放そう

ストレスを溜めないためにもリラックスする時間は大切。湯船に浸かると血行が促進され、心身の疲れがほぐれやすくなります。

教えてくれたのは…

東海大学理学部化学科教授

関根 嘉香 先生

東アジアの大気環境や室内空気汚染の予防・改善に関する研究にとりくむ中で、人の体から発せられる皮膚ガスに着目。皮膚ガス検出デバイスを開発し、病気の早期発見や個人認証への応用など多角的な視点で研究を進めている。
東アジアの大気環境や室内空気汚染の予防・改善に関する研究にとりくむ中で、人の体から発せられる皮膚ガスに着目。皮膚ガス検出デバイスを開発し、病気の早期発見や個人認証への応用など多角的な視点で研究を進めている。