ストレッチは運動後に行なうことが基本。ストレッチをすることで筋肉の柔軟性が上がり、運動後の疲労感や筋肉痛が緩和されます。筋肉は使った後に縮もうとする性質があり、その作用が起きているときは、筋肉は緊張状態です。そのときにストレッチを行なうことで筋肉が伸ばされ、緊張状態から解放されます。また、筋肉は冷えていると粘性が高くなり、動きにくい状態に。その状態で無理に伸ばそうとすると、逆に筋肉が縮まろうとしてしまい、筋線維に負担がかかります。そのため、有酸素運動後や入浴後などは、体が温まっているので安全かつ効率的に行なうことができます。
20秒~30秒を各2~3回ずつやってみましょう!
椅子に横向きに座り、左脚のみ座面にのせて右脚は椅子の外側に出す。左手で背もたれを掴み、右手で右足の甲を掴んでヒザを後ろに引く。反対も行なう。
20秒~30秒を2~3回ずつやってみましょう!
椅子に浅く腰掛けて両脚を大きく開く。両手を両ヒザの内側に置き、外側に押しながら内ももが伸びる程度まで体を前に倒す。
Point!
反動をつけないようにゆっくり伸ばし、イタ気持ち良いぐらいの位置で止めましょう。
教えてくれたのは…
中野ジェームズ修一 先生
都内スポーツクラブを中心に、ダンス・エアロビクス・サイクル・トレーニングなどのグループレッスン指導を行なう。グループエクササイズのプログラム開発やインストラクターの育成を手掛け、パーソナルトレーナーとしても活動中。
Point!
足の甲が掴みにくい方は足首を掴んでも大丈夫です。また、ヒザが痛い方は持つ力を弱めて、無理のない範囲で行ないましょう。