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習慣を見直して実践! 運動と14品目群の食事法で体力づくり

習慣を見直して実践! 運動と14品目群の食事法で体力づくり

体が疲れやすくなったと感じてきたら、正しい方法で体力をつけることがおすすめです。効果的な運動と食生活を習慣にして、これからもハツラツとすごしていきましょう!

適度な運動 効果的に体を動かして体力を底上げ!

体力のある・なしは、運動習慣によって大きな差が出ます。より成果を上げるための運動のポイントをご紹介します。

継続こそ力なり。適切な運動を毎日の習慣に!

体力が落ちてきたのは歳のせいかも…と思っていませんか?実は、体力の衰えは加齢ではなく運動習慣に大きな原因があるのです。早足で歩いただけでバテてしまう若い人もいれば、マラソン大会で快走するシニアもいるのは、日頃の運動習慣の違いによります。
大切なのは、適切な運動を習慣として楽しく続けていくことです。適切な運動とは、その人の体力や目的によって運動の強度を図ることです。もし、運動を続けているのに効果が感じられない、または運動を始めてもすぐに挫折してしまうとしたら、運動強度や運動選びがあなたに合っていない可能性も…。次のポイントを押さえて、あなたに合った運動法をとり入れて!

POINT1 ラクな運動では筋肉はつかない!

毎日2kgのバッグを持ち歩いている人が、500gのダンベルで筋トレしても効果はありません。人間の体は、同じ動きをなるべく省エネで行おうとするので、普段より運動強度を上げないと成果が出ないのです。しかし、ハード過ぎる運動は長続きしないもの。「ちょっときつい」を目安に効率よく運動しましょう。

POINT2 楽しく運動すること!

自分が楽しいと思える運動を選ぶのも、習慣化のポイントです。同じ運動をしても、楽しいと感じている時の方が脂肪燃焼量が多いというデータがあります。つまり、楽しく運動することは、習慣化に役立つだけでなく、実際の運動効果も高いというわけです。好きな音楽をBGMにエクササイズしたり、友人と一緒にジョギングするなど、運動することを楽しみましょう!

過負荷の原則

運動で効果を得るには適切な強度が必要です。これが過負荷の原則です。ただ、その強度は一定ではなく、運動を続けて体力がついてくれば、ちょっときついと感じる運動のレベルも上がってきます。今まで運動習慣のない人ならSTEP1から始めて、3ヶ月くらいかけてSTEP4を目指しましょう。

食生活 効率的にエネルギーを与えるための食事法

バランスのよい食事なくして、疲れにくい体はつくれません。この機会に、毎日の食習慣を見直してみませんか?

五大栄養素をバランスよく!

五大栄養素は、細胞を構成する材料や活動のエネルギーになったり、体の機能を維持したりするなど、それぞれ大事な役割を担っています。さらに、相互に連携して働くので、何かひとつでも不足すれば体のシステムがうまく回らなくなり、逆に何かを摂り過ぎれば体の働きに悪影響を及ぼし、疲れやすくなってしまいます。そのため五大栄養素をバランスよく摂る必要があります
外食が多いから厳しい…、献立を考えるのが難しそう…という方も、中野先生が提唱する「14品群食事術」を参考にすれば、バランスのよい食生活が無理なくおくれます

これらをバランスよく摂るには…

中野先生が提唱しているのが、1~14品群のうち、1の穀類(主食)を除く13品群を、なるべくダブらないよう1日3食に割り振って摂るという食事法。こうすることで五大栄養素をほぼ網羅でき、特定の栄養素への偏りも防げます。

筋肉をつけたければ良質なたんぱく質を!

たんぱく質は約20種類のアミノ酸から構成され、その中には体内でつくられず、食品から摂るしかない必須アミノ酸も含まれます。良質なたんぱく質とは、この必須アミノ酸をバランスよく含む食品のこと。それを数値化したのがアミノ酸スコアで、100がベストの数値です。たんぱく質を摂るときは、アミノ酸スコアの高い食品を選ぶと効果的です。

運動と食事、さらに良質な睡眠も疲れにくい体にするポイントです!

教えてくれたのは…

中野ジェームズ修一 先生

フィジカルを強化して競技力向上や生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。青山学院大学駅伝チームをはじめ、多くのアスリートの指導を行なっている。東京・神楽坂にある自身が最高技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。
フィジカルを強化して競技力向上や生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。青山学院大学駅伝チームをはじめ、多くのアスリートの指導を行なっている。東京・神楽坂にある自身が最高技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。

※イラストはイメージです。