巻き爪になる人の多くは、間違った爪の切り方・歩き方、合わない靴を履き続けるなど、複合的な要因で起こります。また、巻き爪を放っておくと巻いた爪が食い込み、炎症を起こす「陥入爪(かんにゅうそう)」になってしまうので、早めのケアを。
足を上げずに足裏を地面に着けて歩くペタペタ歩きはNG。かかとで着地し、親指から人差し指の間を意識して、指先に抜けるように歩くローリングという方法がおすすめです。また、ヒールを履いた翌日はスニーカーにするなど、足を休ませることも必要です。
(1)かかとで着地する
(2)重心を脚の第5指のつけ根に移動させる
(3)重心を第1指のつけ根あたりに移動させて、第1、2足趾の間を意識して地面を押します
爪の端に爪切りを入れ込み、真っ直ぐ直線上に少しずつ切ります。切った後は一定方向にヤスリをかけ、角を落として丸くする「スクエアオフ」の形に爪を切りましょう。また、深爪をすると指の腹に力が入りにくくなることや、爪が真っ直ぐに伸びなくなったり、伸びた時に皮膚に食い込むこともあるので切りすぎには注意です。
膝が内側に入りやすい方は、指で蹴り出し動作が行なわれるときに、指の腹ではなく親指の内側で蹴り出してしまいます。すると、指を真っ直ぐに保てず、曲がった状態になります。その他にも、つま先の細い靴やハイヒールを履くことで、指が圧迫され変形してしまいますが、軽度であれば改善は可能です。このお悩みは遺伝の影響もあります。
爪の生え際をつまみながら、指先を刺激する。
足裏側の指の根元から1本ずつ、つま先に向かって押す。
手の親指と人差し指で足指をつまんで広げ、前後に動かす。同様に人差し指、中指と順番に行なう。
足裏側から足指の間に1本ずつ手の指を入れて、手の指をギュッと握りしめて足首を大きく回す。
教えてくれたのは…
高山 かおる 先生