BEAUTY特集

お悩み別フットケア「かかとの荒れ」「臭い」

お悩み別フットケア「かかとの荒れ」「臭い」

女性の多くが抱える脚のトラブル。中でも「かかとの荒れ」と「臭い」について、自宅でも簡単にできるケア方法をご紹介します。脚のトラブルの原因を知り、毎日のお手入れで足美人を目指しましょう!

かかとの荒れの要因は全体重を支える圧力や摩擦

足裏にかかる重圧は、足先が30%、かかとが70%で、かかとに大きな負担がかかっています。また、靴などによる摩擦によりかかとが硬くなり、ひび割れなども起こします。硬くなった角質は保湿とフットファイルを使用して角質を削り取るなど、早めにケアしましょう。

これでケア!角質を除去してツルツルかかとへ

角質はお風呂上がりに柔らかくなるので、ケアはそのタイミングで行ないましょう。1回で取ろうとゴシゴシせず、一定方向にやさしくこするのがポイントです。軽石は皮膚を傷つける恐れがあるので、フットファイルの使用がおすすめ。週1回がベストですが、難しい場合でも月1回は角質を除去しましょう。角質除去後には、クリームなどで保護を。

臭いの原因は汗でなく、増殖した雑菌にあり!

冬はブーツなどを履く機会が多くなり、足が蒸れて臭いが気になるもの。臭いの原因は汗と思いがちですが、実は汗に臭いはなく、雑菌が汗を分解することで臭いが発生します。そのため、足の雑菌を増やさないことがポイントです。靴の中が湿っていると雑菌が増殖してしまうため、毎日同じ靴は履かず、靴はしっかり乾かし清潔にしましょう。靴下はシルク素材など蒸れにくいようなものを使用することがおすすめ。

これでケア!足の雑菌を増やさない!

抗菌作用のある石けんなどでフットブラシを使い、指の間や爪の周りまで丁寧に洗いましょう。洗ってしっかりと水分をふき取った後は、抗菌効果のあるクリームを塗るのが効果的です。

教えてくれたのは…

高山 かおる 先生

済生会川口総合病院皮膚科主任部長、東京医科歯科大学皮膚科学講座臨床准教授、足育研究会代表の医学博士。健康な脚を保つ重要性についての著書や講演が多数。
済生会川口総合病院皮膚科主任部長、東京医科歯科大学皮膚科学講座臨床准教授、足育研究会代表の医学博士。健康な脚を保つ重要性についての著書や講演が多数。