足裏にかかる重圧は、足先が30%、かかとが70%で、かかとに大きな負担がかかっています。また、靴などによる摩擦によりかかとが硬くなり、ひび割れなども起こします。硬くなった角質は保湿とフットファイルを使用して角質を削り取るなど、早めにケアしましょう。
角質はお風呂上がりに柔らかくなるので、ケアはそのタイミングで行ないましょう。1回で取ろうとゴシゴシせず、一定方向にやさしくこするのがポイントです。軽石は皮膚を傷つける恐れがあるので、フットファイルの使用がおすすめ。週1回がベストですが、難しい場合でも月1回は角質を除去しましょう。角質除去後には、クリームなどで保護を。
冬はブーツなどを履く機会が多くなり、足が蒸れて臭いが気になるもの。臭いの原因は汗と思いがちですが、実は汗に臭いはなく、雑菌が汗を分解することで臭いが発生します。そのため、足の雑菌を増やさないことがポイントです。靴の中が湿っていると雑菌が増殖してしまうため、毎日同じ靴は履かず、靴はしっかり乾かし清潔にしましょう。靴下はシルク素材など蒸れにくいようなものを使用することがおすすめ。
抗菌作用のある石けんなどでフットブラシを使い、指の間や爪の周りまで丁寧に洗いましょう。洗ってしっかりと水分をふき取った後は、抗菌効果のあるクリームを塗るのが効果的です。
教えてくれたのは…
高山 かおる 先生