会話や発声を行なうと、口と口周りの唾液腺が刺激され唾液の分泌が促されます。会話をする、歌を歌う、朗読するなど口を動かして唾液腺を刺激しましょう。

食べ物をよく噛むことで唾液腺が刺激され唾液が分泌されます。柔らかい食べ物に偏らず、硬い食べ物を食べて咀嚼の回数を増やしましょう。また、食事中はなるべく水分をとらないよう意識することもポイント。水分で口をうるおすことで咀嚼しなくても飲み込みやすくなってしまい、唾液を分泌する必要がなくなります。そうすると唾液を分泌する機能が衰えてしまうのです。
レモンや梅干し、酢などのすっぱい物は唾液の分泌を促す代表的な食材で、そのほとんどが酸性。酸は歯を溶かしてしまうので、唾液で中和し歯を守っています。そのため酸っぱいものを食べると唾液の分泌量が増えるのです。酸っぱいものを見ただけで唾液が出るのは、酸っぱいものを食べて唾液を出すという過去の経験からくる条件反射。酸っぱいものは、唾液を出すのに最適な食材です。
※ただし、刺激があるので食べ過ぎには注意し、口内の粘膜が荒れているときは控えるようにしましょう。
他には、ガムやスルメ、ナッツなど、よく噛んで食べる物もおすすめ。また、唾液の分泌を促進するグルタミン酸(うまみ成分)が含まれる昆布やトマト、唾液促進作用があるポリグルタミン酸を含む納豆などもおすすめです。

コーヒーやお茶、アルコールは飲み過ぎるとドライマウスを悪化させる可能性があります。これらの飲み物は利尿作用が高いので摂取した水分を尿として排出してしまい、体内の水分が不足して唾液の分泌量が減ってしまいます。
ドライマウスを改善すると食事がおいしくなる⁉
おいしく食事をとるためには、唾液の分泌量がカギになります。唾液は食べ物を溶かして味物質を味蕾(みらい)に届けています。しかし、唾液が減るとこの働きが低下し、味が感じにくくなるのです。
ドライマウスは、会話やよく噛む食事、食材選びなどで改善できます。生活の中に無理なくとり入れて、うるおいを保ちましょう!
教えてくれたのは…
銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタル81院長
坂本 紗有見 先生