教えてくれたのは…
銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタル81院長
坂本 紗有見 先生
いくつ当てはまりましたか?2つ以上当てはまった方はドライマウスかもしれません。
ドライマウスとは「口腔乾燥症」と呼ばれ、唾液の分泌量が何らかの原因で少なくなり、口の中が乾燥している症状のことで、近年では若い世代に急増中なのです。放っておくと虫歯や歯周病などになりやすいだけでなく、風邪などの感染症にかかりやすくなることも。口が乾いていると感じたら、早めのケアが必要です。

唾液は口と口周りにある唾液腺への刺激により分泌されます。口内を健康に保つためには、1日あたり約1.5Lの唾液の分泌が必要です。しかし、さまざまな原因によって唾液が分泌されず口内のうるおいが失われるとドライマウスになるのです。若い世代の方のドライマウスの原因のひとつに挙げられるのが、メールやSNSの普及により会話をする機会が減ったこと。さらに、柔らかい食べ物が増え咀嚼の回数が少なくなったこと、ストレスで自律神経が乱れることも唾液腺の刺激が減る原因に挙げられます。
何かに集中しているときやリラックスしているとき、無意識に口呼吸していませんか?口呼吸を続けていると、唾液の分泌量が減ったり、唾液が蒸発しドライマウスになりやすくなります。できるだけ鼻呼吸を習慣づけましょう。
唾液がしっかり分泌されていると、日常生活や健康にさまざまな良い効果があります。
ドライマウスは唾液の分泌が減ることで起こる症状です。口が乾くと感じたら放置せず早めにケアをして快適にすごしましょう!