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TBC研究員がおすすめする 意外と知らない!ビタミンのこと

TBC研究員がおすすめする 意外と知らない!ビタミンのこと

3大栄養素をエネルギーに変えるなど、体の健康維持には欠かせないビタミン。それぞれ特徴の異なるビタミンを知って、バランス良くとるようにしましょう!

教えてくれたのは…

TBCグループ株式会社 ビューティ&ライフ研究所 管理栄養士

前島 和代

ビタミンの働き

体のために必要な「微量栄養素」ビタミンの役割とは?

ビタミンは13種類あり、人体に必要な炭水化物、たんぱく質、脂質と同様に必須栄養素で、ミネラルと合わせて5大栄養素のひとつです。ビタミンは体の機能を正常に維持するために不可欠。体内でつくれない、もしくはつくれても微量なので、食品などから摂取する必要があります。

活性酸素から体を守る大切な作用《抗酸化ビタミン》

体内で活性酸素が過剰に産生されると細胞を傷つけてしまうため、老化や病気の原因となります。そんな活性酸素の産生を抑えてくれるのが抗酸化ビタミン。抗酸化ビタミンにはビタミンA(β-カロテン)・ビタミンC・ビタミンEなどがあり、摂取することで美容と健康維持が期待できます。

ビタミンの種類ととり方のコツ

2つの特徴を知って効率良くとり入れよう!

ビタミンは大きくわけて2種類。熱に弱く水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と、熱に強く油に溶ける「脂溶性ビタミン」があります。水溶性ビタミンは、ゆでるより蒸すことで、栄養素の損失を防ぐことができます。そのほかにも炒める、揚げる、皮つきで調理するなどがおすすめです。
また、一度にたくさん摂取しても余剰分は排泄されるため、こまめにとるようにしましょう。脂溶性ビタミンは、油と一緒にとると効率良く体内へ吸収することができますが、とり過ぎると肝臓などに蓄積されるので注意しましょう。

・脂溶性ビタミンは体内で蓄積しやすいものも(とりすぎ注意)

・水溶性ビタミンは余剰分を排泄

ビタミンにはそれぞれ1日の摂取目安量(もしくは推奨量)があります。水溶性と脂溶性、それぞれの特徴に合わせた調理法で効率良くとり入れましょう!

※イラストはイメージです。